ショウナンパンドラは天皇賞秋、レッツゴードンキはマイルCS、ミッキークイーンがJCに参戦となりましたが、それでも良いメンバーが集まった感じで面白そうです。
まずは各馬の印象から(◇関西馬、◆関東馬)
◇ウインリバティ(4歳牝:ダンスインザダーク産駒)・・・23戦5勝2着3回3着3回。逃げ馬で今回のペースを握りそうな1頭。なかなか勝ちきれないレースが続いていましたが、ここにきて3連勝で一気にG1挑戦。早めに仕掛けて粘り込む脚質は合いそうですが完全に格下で厳しいでしょうね。
◇カノン(5歳牝:フォーティナイナー産駒)・・・32戦4勝2着3回3着2回。他馬の回避から、おそらく出走となりそうな馬ですが格下で血統・戦績的にも推せません。消し。
◇クイーンズリング(3歳牝:マンハッタンカフェ産駒)・・・7戦3勝2着1回。馬格が無く春先は能力だけでこなしていましたが夏を越して成長。前走は鋭い差し脚で追い込んで2着と善戦しました。ここでも期待したいところですが少々距離が長い感じと、後方からの脚質は分が悪いコースだけに鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇シャトーブランシュ(5歳牝:キングヘイロー産駒)・・・23戦4勝2着3回3着2回。上のクラスとなると戦績が今ひとつで、京都戦績も今ひとつ。1枚足りない感じで厳しいですね。
◆シュンドルボン(4歳:ハーツクライ産駒)・・・19戦5勝2着5回3着4回となかなかの戦績。ダートから転向し、ここにきて3連勝と波に乗った感じ。先行して早め先頭から粘り込むレースぶりは京都外回り2200mに合いそう。鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇スマートレイアー(5歳牝:ディープインパクト産駒)・・・17戦6勝2着3回3着1回。鋭い差し脚があるものの、一瞬しか使えず外回りでは使い所が難しい馬。それでもデムーロがうまく脚を溜めて近走は好績。勢いのある浜中がどう乗りこなすか。個人的には軽視です。
◇タガノエトワール(4歳牝:キングカメハメハ産駒)・・・12戦3勝2着1回3着1回。戦績的には格下ですし、2200mは長いですね。騎乗停止明けで川田の一発に期待ですか望み薄。
◇タッチングスピーチ(3歳牝:ディープインパクト産駒)・・・7戦3勝3着1回。後方からのレースが多くなかなか勝ちきれないレースが続きます。前走の秋華賞も鬼脚で追い込みましたが届かず0.3差の6着。今回も展開次第で鞍上のファインプレーで頭までありそうな馬ではありますが、過信禁物の1頭で軸にはしづらいですね。
◆ヌーヴォレコルト(4歳牝:ハーツクライ産駒)・・・13戦5勝2着4回3着1回。昨年はラキシスに差されクビ差の2着。好位から差すレースぶりはマッチしそう。近走は早めに抜けだして差されたり、溜めて差し切れなかったりと勝ちきれないレースが続いていますが軸馬としては良いでしょうね。
◇ノボリディアーナ(5歳牝:フレンチデピュティ産駒)・・・21戦6勝2着2回。6勝のうち3勝が京都とコース戦績は◎。今回は武豊が鞍上でファインプレー込みで3着なら。
◇フェリーチェレガロ(5歳牝:マンハッタンカフェ産駒)・・・17戦4勝2着1回3着4回。ダート路線から芝へ戻っていきなり勝利。同じ京都外回り2200mだけに本番でも好走を期待したいところですが格下ですね・・・。
◇フーラブライド(6歳牝:ゴールドアリュール産駒)・・・37戦6勝2着7回3着5回。中~長距離を中心に使われ常に掲示板(5着まで)前後の走り、前走も斤量差1kgはあるもののラキシスとはクビ差の5着と牝馬同士では実績上位。そんなに人気しない感じでヒモ狙い。
◆マリアライト(4歳牝:ディープインパクト産駒)・・・12戦4勝2着1回3着4回。京都初。掲示板を外したのは1度だけ、中段あたりからディープらしい差し脚が魅力の1頭。12戦中7戦で上がり最速をマークしており、道中のポジション取り次第ですが鞍上のファインプレー込みで2~3着なら。
◇メイショウマンボ(5歳牝:スズカマンボ産駒)・・・21戦6勝2着2回。京都はエリザベス女王杯を含め4勝と得意な舞台。距離適正もありますが、近走は二桁着順が続き完全にスランプ状態。なにか抜け出せるキッカケがあれば・・・。
◇ラキシス(5歳牝:ディープインパクト産駒)・・・16戦5勝2着3回。一昨年の2着、昨年の覇者と実績は最上位。今年も前走は4着ながら勝ち馬は天皇賞を制したラブリーデイだけに十分な前哨戦でしょう。鞍上は川田では無く、ムーア。スローフェアリーで連覇した騎手ですし、日本の競馬にも慣れてますので問題無いでしょう。軸候補ですね。
◇リメインサイレント(5歳牝:ホワイトマズル産駒)・・・31戦5勝2着6回3着3回。先行して粘り込む脚質で他馬が止まりやすい坂のあるコースや持久力勝負向きでしょうか。今回はコース・展開共に合わない感じで厳しそうです。
◇リラヴァティ(4歳牝:ゼンノロブロイ産駒)・・・17戦3勝2着2回3着3回。逃げて好績を残していましたが、ここ2戦は中段に控えてのレースを試みましたが惨敗。同型馬も少ない溜め、思い切って逃げる気がします。京都好績も無く厳しい感じですが単騎逃げとなり、後続が追ってこない様なら・・・。
◆ルージュバック(3歳牝:マンハッタンカフェ産駒)・・・5戦3勝2着1回。連対を外したのは超スローとなった桜花賞の9着のみ。京都は牡馬混合のきさらぎ賞で経験済み。馬格が無いので外枠の方が良さそう。京都コースも距離も問題ありませんが、札幌記念を使えずオークスからぶっつけとなるのは割引。古馬との対決も初ですが、ミッキークイーンと肉薄したオークスの走りから通用しそうな印象。休み明けのレース感だけでしょうか。後方からとなるようだと厳しい感じです。