今週は3歳牝馬クラシック第二弾のオークス。ダービーに東京優駿というサブネームが付いていますが、オークスは優駿牝馬というサブネーム。
優駿と付く2つのレースは共に東京2400mで行われます。基本的な距離適正能力として牡馬に対し、短い牝馬にとってほとんどの馬が初距離となり、今回の登録馬24頭の内、2400mを経験しているのはゼロ。ほとんどの馬が1600~2000mまでで中には1600mまでしか経験の無い馬も。それらの馬は一気の距離延長となります。また、関西馬にとっては初の長距離輸送となるケースが多く、体調管理が重要となります。レースは初の長距離(牝馬にとって)となる事で例年スローで流れ、4角手前から後方の馬は押し上げ、中段の馬は4角(残り500m)から、先行馬は坂上(残り300m)からスパートとなり、瞬発力のあるサンデー系の活躍が目立ちます。とは言え2400mを走りきるわけで実力が無いと勝てないコースと言えます。過去の勝ち馬はミッキークイーン、ヌーヴォレコルト、メイショウマンボ、ジェンティルドンナ、アパパネ、ブエナビスタと名牝がズラリ。ウオッカは牡馬に混じってダービーを制しています。今後に名を残すような名牝探しですね。今年の桜花賞は故障で離脱、1人気のメジャーエンブレムはマイル戦に路線変更。押し出された形で2着のシンハライトが1人気でしょうか。ガンガン逃げたい馬もおらず、例年通りのペースで進みそう。中段あたりまででレースが出来、折り合いが付く瞬発力のあるサンデー系が良いでしょう