各馬の印象から(◇関西馬、◆関東馬)
◇アンドリエッテ(5戦1勝2着1回3着1回:ディープインパクト産駒)・・・桜花賞は最後方からのレースとなり、上がり最速ながら届かず6着。クイーンSでキャットコイン・ミッキークイーンと0.1差だけに差は無い感じ。今回5~6番人気でしょうか、人気以上に走りそう。
◇アースライズ(5戦1勝2着1回:マンハッタンカフェ産駒)・・・桜花賞は15人気ながら先行して粘り込んで2着とは0.2差の8着。産駒的には東京・距離延長は歓迎と思われ、鞍上は関東の騎手に戻り、ファインプレー込みで穴候補となるかも。
◆キャットコイン(4戦3勝:ステイゴールド産駒)・・・桜花賞はほぼ最後方からのレースとなり0.9差の7着。まだ幼い馬体なので能力で走れてる感じ。前走マイナス12kgだっただけに馬体回復がカギ。ゆくゆくは大きいレース獲れる逸材だと思いますが、1600m~2000mでしょうね。
◇クイーンズリング(4戦2勝2着1回:マンハッタンカフェ産駒)・・・桜花賞は中段後ろあたりからのレースでよく追い込みましたが4着。東京初ですが産駒的には東京・距離延長は歓迎と思われ、長距離輸送さえこなせれば好走必至なイメージ。
◇クルミナル(4戦2勝2着1回:ディープインパクト産駒)・・・桜花賞はディープ産駒らしい鬼脚で2着。距離融通や脚質は合っていると思われるも東京初となる他、長距離輸送がポイント。
◆ココロノアイ(6戦3勝2着1回3着1回:ステイゴールド産駒)・・・桜花賞は外枠も響いてほぼ最後方からのレースとなり10着。他の有力馬と力差は無いので人気落ちするなら美味しい感じ。産駒的には少し長い感じ。
◇コンテッサトゥーレ(4戦2勝3着1回:ディープインパクト産駒)・・・桜花賞は鞍上のファインプレーもあって狭いところを抜けてきて3着。良血のディープ産駒。馬体は胴が詰まっていて2400mは長い印象ですが、東京コースでこその血統、トニービンを母父に持っています。再度鞍上のファインプレーに期待。
◇シングウィズジョイ(8戦3勝2着2回:マンハッタンカフェ産駒)・・・フローラSは先行して脚を伸ばし、後続を押さえ込んで勝利。産駒的に距離延長は臨むところで、前に行ける脚質も魅力。桜花賞組とはアルテミスS、クイーンCで対戦して共に6着に敗れているので格下となりますが、距離適正と積極的な騎乗を期待して穴で一考。
◆ディアマイダーリン(6戦2勝2着1回3着2回:ハーツクライ産駒)・・・東京でこそのトニービンを父に持つハーツクライ産駒で距離延長はプラス。おそらく、今回のメンバーの中では一番適正があるのでは無いかと思います。前に付けられ末脚もそこそこ、主戦騎手の横山がココロノアイを選択しましたので福永に乗り替わり。先週も4着に持ってきましたし、牝馬戦では一目を置ける騎手。こちらも人気なさそうで、穴で一考。
◆トーセンナチュラル(6戦1勝2着1回:メイショウサムソン産駒)・・・唯一の2400m経験馬で2000m以上の距離適正でしょうね。先行して粘り込む感じで速い脚は無く、東京でスローとなると要りませんね。
◆トーセンラーク(9戦2勝3着2回:アルデバランⅡ産駒)・・・早熟系で2歳時はココロノアイ等と変わらぬ活躍でしたが、3歳になって他馬に追いつかれた感じ。血統的に実績的にも要りません。
◆ノットフォーマル(10戦2勝2着1回3着1回:ヴァーミリアン産駒)・・・桜花賞は展開が味方して4着と善戦。母父にマンハッタンカフェを持ち、2400mも問題無いと思います。さすがに今回はレッツゴードンキが逃げる事は無いでしょうから、この馬がペースメーカーとなりそう。速い脚が無いので先週のミナレットの様な大逃げが出来るならも・し・やですが、無難にマイペースで逃げるようなら出番無しだと思います。
◇ペルフィカ(6戦2勝2着2回:ゼンノロブロイ産駒)・・・東京初で、左回りも初、長距離輸送と課題多く、産駒的にも血統的にも東京2400mとなると合わないイメージで要りません。
◇マキシマムドパリ(6戦1勝2着2回3着3回:キングカメハメハ産駒)・・・複勝率100%と善戦しつつも勝ったのは新馬戦のみ。フローラSを観ましたが伸び脚秀越という感じでは無く、頭を取れる様な感じでは無いですね。中段辺りで折り合って差してくるレースが多く、力の要るタフな馬場向きでしょうか。スローの瞬発力勝負となると分が悪いですので、連対するには位置取りや早めのスパート等工夫が必要です。
◇ミッキークイーン(4戦2勝2着2回:ディープインパクト産駒)・・・桜花賞は抽選落ちとなり忘れな賞を完勝し、なんとか間に合った感じ。馬体からは大器の風格、いかにも東京向きのイメージ。ただ、実績無い割には人気になるでしょうね。上位馬との対戦はキャットコインのみでクビ差負けの2着。そのキャットコインは桜花賞で7着に終わりました。展開等もあるので何とも言えませんが・・・
◇ルージュバック(4戦3勝:マンハッタンカフェ産駒)・・・桜花賞は1人気を背負って9着。展開が合わなかったのもありますが、前に行ける器用さは無さそう。桜花賞は上がり33.6で上がってきましたが、メンバー中5位タイ、最速がアンドリエッテの33.2だっただけに少々不満。絶望的な位置だっただけに目一杯追ってないでしょうから目をつぶるとしても絶対的かと言われると微妙な気がします。鞍上は人気馬で散々転けてきた戸崎、人気薄の先週は勝ちましたが・・
◇レッツゴードンキ(6戦2勝2着2回:キングカメハメハ産駒)・・・桜花賞は鞍上のファインプレーも大きく影響して勝利。ただ、逃げて最後の上がり33.5は凄いです。産駒的にも血統的にも2400mは長いと思いますが、札幌の力の要る馬場で牡馬混合1800mを3着に踏ん張ってるあたり距離融通は利きそうで、前走の様に前に付けて折り合いが付くのは推せる材料です。
◇ローテッド(6戦1勝2着1回:ディープインパクト産駒)・・・東京は初ながら同じく左回りの中京2000mでレコード勝ちしているのは好材料。ただ速い脚は無く、位置も中段後ろからのレースが多く厳しい感じ。