今週末はジャパンカップ。以前は海外から10頭近く参戦していて当てるのが難しいレースでしたが島国への長距離移動を嫌って参戦する馬が激減。賞金を高額(1着:2億5千万)にしたり、いろいろやってはいるものの参戦数は増えず。欧州に比べ馬場が硬い事や日本馬のレベルが上がった事も影響していると思います。今年海外から参戦するのは3頭。筆頭格はイギリスより参戦のジョシュアツリー(6歳牡馬)。父父サドラーズウェルズで父は凱旋門賞を制してジャパンカップ3着だったモンジュー。2010年にジャパンカップに出走して9人気10着。今年の凱旋門賞で勝ち馬から1秒差。更にその後1回使っており、完全にお釣りの無い状態でしょう。消し。次にフランスから参戦のドゥーナデン(7歳牡馬)。オルフェーヴルが楽勝だったフォア賞で6馬身離されている。実績も無く血統的な後押しも無く消しでしょうね。最後にアイルランドから参戦のシメノン(6歳せん馬)。完全に格下ですが、3頭の中では一番日本の馬場に向いていると思います。というのも父父にラストタイクーン(オースムタイクーン等中距離でまあまあ活躍)、母父はディープインパクトと同じアルザオです。3着の穴候補に。迎え撃つ日本馬は各世代の牡馬・牝馬一線級が参戦。オルフェーヴル・キズナ・フェノーメノが居ないのは残念ですが、有馬記念ではオルフェーヴル・ジェンティルドンナ・ゴールドシップ・キズナが対決。競馬史上に残る戦いになりそうです。今回有力視されるのはジェンティルドンナとゴールドシップ、エイシンフラッシュでしょうか。この3頭が1~3人気となるのは明かで、おそらくジェンティルドンナが1人気でしょう。東京コースの実績が抜群で、昨年の勝ち馬。天皇賞で厳しい競馬をした分、疲れだけが心配ですがまず軸馬として問題無いと考えます。鞍上は岩田からムーアに乗り替わり。好位から瞬発力で差す競馬で折り合いの心配が無い馬なので乗り替わりは心配無いでしょう。対するエイシンフラッシュは前走で力差が見えてしまった感じ。東京コースはダービーや昨年の天皇賞で勝っている様にベストで、スローの瞬発力勝負に滅法強く、2番手評価で良いでしょう。距離もスローになりやすい分、2000mより2400mの方が合ってると思います。次にゴールドシップ。脚質的に後ろからまくっていくタイプでスタミナ・勝負根性に長けた馬。長い直線は本来向くはずですが、東京では3歳の共同通信杯(1着:1800m)とダービー(5着:2400m)のみ。天皇賞秋は合わない(距離・コース)為、パスしてジャパンカップ→有馬としているように東京コースが不向きというより京都・中山が得意すぎる感じ。互いに100%の力を出して東京コースでジェンティルドンナに勝つには3000mくらい走らないと無理でしょうね。という事で対抗または3着候補で。