今年は12年ぶりに新潟での代替開催。例年の中山競馬場とは高低差・坂・直線の長さが違い、展開も変わってくると思います。
中山であれば最初が下り坂となる為、前半ハイペース、後半緩んで直線で急坂がある為、差し馬有利で追い込みも決まります。
新潟は広く平坦な競馬場で広さは京都の様な、平坦さは札幌・小倉の様な感じで直線は約350mと最も長く設定されています。
メンバーを見渡すと逃げ・先行馬が揃っているのでスローはありえませんね。中山ならハイペース必至ですが、新潟だけにミドル
からハイペースの間、おそらくハイペース気味のミドルペースで流れそう。淡々と流れそうでスタミナは当然必要となりますが、
力のある先行馬だと平坦だけに最後にガクッとくる感じも無く押しきってしまいそうな。
中山ではサンデー系がことごとく負け、非サンデーが活躍していました。
直線が短いのと、瞬発力を要しない展開では無く、パワー・スタミナを要する血統が活躍したものと考えます。
勝ち馬はキングヘイロー・クロフネ・フレンチデピュティが目立ち、王者ロードカナロアも非サンデー(キングカメハメハ)でした。
サンデー系として遡ると2003年のデュランダルとなります。言わずと知れた名スプリンターで例外でしょうか。やはりサンデー系
にとっては鬼門ですね。そんな中、2002年の新潟開催で勝ったのはサンデー系のビリーヴ。
今回も非サンデーが多い中、サンデー系の馬が数頭出走します。東京巧者だったトニービンの血を引くハーツクライ産駒が東京
のG1を3連勝(ヌーヴォレコルト→ワンアンドオンリー→ジャスタウェイ)した様に12年ぶりの新潟でサンデーの仔が活躍するのでは無いでしょうか。