各馬の印象から(◇関西馬、◆関東馬)
◇ウリウリ(ディープインパクト産駒)6歳牝馬・・・28戦6勝2着4回3着2回。中山は2戦して入着無し。1400m~1600mの京都で好績、近走は1200m~1400mにシフトし、1200mは5戦して1勝2着1回と今ひとつ。大きくは負けていませんが牝馬で6歳秋となると上がり目なさそうですね。急坂コースは相性悪そうで人気するなら要りません。
◆サクラゴスペル(サクラプレジデント産駒)8歳牡馬・・・34戦9勝2着4回。昨年の2着馬。中山1200mは7戦3勝2着2回と得意コース。8歳となりましたが馬体はそれほど落ちていません。鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇サトノルパン(ディープインパクト産駒)5歳牡馬・・・20戦5勝2着3回3着2回。中山初。良血で期待されましたが結果が出ず、近走は1200mにシフト、成績は安定しませんが3走前はビッグアーサーに勝っており、兄にクラレントがいるので守備範囲と思いますが、G1となると厳しいですね。
◇シュウジ(キンシャサノキセキ産駒)3歳牡馬・・・9戦3勝2着3回。中山初。2歳時はエアスピネル等の上位馬に完敗。1200mにシフトして連続2着。前に付けられるのは良いですが阪神コースで大きく負けており、平坦コース向きかもしれません。斤量差と乗り替わりで新しい味が出せれば・・・3着なら。
◆スノードラゴン(アドマイヤコジーン産駒)8歳牡馬・・・42戦8勝2着12回3着5回。中山は3戦2着2回3着1回と複勝率100%。8歳となり上がり目も厳しいですが大きく負けておらず中山実績から穴で一考。
◇ソルヴェイグ(ダイワメジャー産駒)3歳牝馬・・・8戦3勝3着2回。中山1200mで好績を残しているダイワメジャー産駒。阪神コースで勝ちがあり、1200mでも好走していますが格下感いっぱい、このメンバーでG1となると厳しいですね。
◇ダンスディレクター(アルデバランⅡ産駒)6歳牡馬・・・17戦6勝2着6回3着1回。中山初。前走は出遅れが響いてのもので気にしなくても良い感じ。阪神コースで勝っており、1200mはベストな印象。前走の敗戦で人気落ちするなら買いですね。ただ、頭となると厳しそうで2~3着候補。
◇ティーハーフ(ストーミングホーム産駒)6歳牡馬・・・28戦6勝2着3回3着5回。中山は5戦して掲示板も無し。3連勝で重賞勝ちしてからは低迷。追込脚質だけに展開次第ですが調子も今ひとつ。厳しいですね。
◆ナックビーナス(ダイワメジャー産駒)3歳牝馬・・・10戦3勝2着3回3着2回。中山は1600mながら3着入着。1200mにシフトして安定した成績で重賞初挑戦となった前走も0.3差の5着とまずまず。前に付けて粘り込む脚質、斤量差を生かせれば・・・3着なら。※17番目なので回避が居ないと出られません・・・
◇ネロ(ヨハネスブルグ産駒)5歳牡馬・・・29戦6勝2着8回3着1回。1000直やダートを使ったりと生粋のスプリンターでは無く収拾に一番悩んでいる馬ですが、中山1200mでは5戦して掲示板(5着以内)を外さない堅実さ。同じ中山巧者のサクラゴスペルも8歳なので来るならこっちの方かも・・・。ただ夏場を使い続けてきているので上がり目は・・・当日の気配と調教次第で3着なら。
◇ビッグアーサー(サクラバクシンオー産駒)5歳牡馬・・・12戦8勝2着2回3着1回。唯一の着外は0.6差の5着となったシルクロードS。大外16番枠から終始外を回らされたもので度外視で良いと思います。ロードカナロア引退後、絶対的王者不在のスプリント界で王者に一番近い存在、2014年に改修された中山コースはサンデー系が活躍するコースに変化しました。非サンデー系で中山コース初・・・。前走の強さが引き立っていますが意外に落とし穴があるかもしれません・・・。ただ軸としてはこの馬で良いと思います。
◇ブランボヌール(ディープインパクト産駒)3歳牝馬・・・8戦3勝3着2回。中山初。クラシックではワンパンチ足りないイメージでしたが1200mは3戦3勝と出足の良さとスピードの違いで好績。好位差しのディープ産駒、人気しそうですがいかにも2~3着に食い込んできそうなイメージです。
◇ベルカント(サクラバクシンオー産駒)5歳牝馬・・・20戦6勝2着2回3着1回。昨年は2人気ながら13着と期待外れ。兵隊コースで粘りこむタイプで、昨年も信頼してませんでした。その走りは変わらずで3着までには難しいと思います。思い切って消し。
◇ミッキーアイル(ディープインパクト産駒)5歳牡馬・・・17戦7勝2着3回3着1回。気性難から本番ぶっつけで高松宮から6ケ月ぶり。1400m~1600mがベストの馬で1200mは能力でこなしてきた感じ。毛艶イマイチで昨年の出来から一枚落ちる感じ。おそらく2~3人気。人気ほど走らないかもしれません。
◇レッツゴードンキ(キングカメハメハ産駒)4歳牝馬・・・15戦2勝2着2回3着4回。超絶スローで逃げて勝利した桜花賞馬。その後、低迷していましたが脚質転換が身についてきて連続3着と順調な感じ。地味に3着続きですが勝ち馬や2着馬とは斤量差があり、上位馬のソルヴェイグやシュウジブランボヌールよりは定量ならばこちらの方が信頼できると思います。脚質変換も合いますので2~3着で期待しています。あとは岩田が不調から抜け出せるか・・・。
◇レッドファルクス(スウェプトオーヴァーボード産駒)5歳牡馬・・・17戦7勝2着2回3着1回。1200m~1400mの芝・ダートで使われまぁまぁな戦績。いきなりG1となると敷居が高く格下感いっぱいです。鞍上(デムーロ)は不気味ですが前走は嵌った感じで厳しいと思います。
◇レッドアリオン(ディープインパクト産駒)6歳牡馬・・・35戦7勝2着4回3着3回。マイル中心に良績がありますが旬を過ぎたイメージ。1200mも合いませんし、夏場を使われ上がり目も無く要りません。