各馬の印象から(◇関西馬、◆関東馬)
◇アンビシャス(4歳牡馬:ディープインパクト産駒)・・・10戦5勝2着1回3着2回。差すレーススタイルから先行へシフト。前走の産経大阪杯(阪神外2000m)では2kgの斤量差はあったもののキタサンブラックを押さえて勝利。ディープ産駒らしいキレ味鋭い脚がある期待の一頭ですが距離は持つでしょうけど2000mまでしか経験が無く、初の58kgがどうでるか。
◇カレンミロティック(8歳せん馬:ハーツクライ産駒)・・・35戦6勝2着6回3着6回。一昨年の2着馬。2000m前後で使われ、前に付けて粘り込むレーススタイルで勝ちきれないものの掲示板を外したのは8回のみ。阪神では8戦して掲示板を外したのは前に行けなかった昨年の宝塚記念のみ。前に行ければしぶといのは前走の天皇賞でも示した通りで伏兵ぶりは健在。鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇キタサンブラック(4歳牡馬:ブラックタイド産駒)・・・10戦6勝2着1回3着2回。複勝圏を外したのはダービーのみ。3歳の夏を越してからは充実一途でG1の2勝を含む5戦3勝2着1回3着1回の安定感。逃げても控えてもしぶといレースが出来、目標となる分、割引ですが、先行馬有利な阪神内回りなら好走必至と思います。
◆サトノクラウン(4歳牡馬:マルジュ産駒)・・・8戦4勝3着1回。香港帰りで阪神初。ドゥラメンテと同期で皐月賞1人気(6着)、ダービー3人気(3着)と常に上位で支持されてきた馬。ただ実績的にはこのメンバーに入ると格下ですね。阪神内回りは合いそうですし、内を引けて鞍上のファインプレー(うまく回ってこれる)込みで3着なら。
◇サトノノブレス(6歳牡馬:ディープインパクト産駒)・・・25戦6勝2着4回3着4回。ディープらしい速い脚は無く先行して粘り込むレーススタイル。阪神は4戦1勝3着2回4着1回と相性良く、鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇シュバルグラン(4歳牡馬:ハーツクライ産駒)・・・13戦5勝2着3回3着3回。阪神は6戦3勝2着1回3着1回5着1回と相性良く、鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇ステファノス(5歳牡馬:ディープインパクト産駒)・・・16戦4勝2着4回3着2回。1800m前後で使われディープらしいキレ味鋭い差し脚が特徴。直線が長いコースが合いそうで阪神内回りだといかにも合わなさそう。
◇タッピングスピーチ(4歳牝馬:ディープインパクト産駒)・・・11戦3勝2着1回3着2回。過去の宝塚では牝馬が絡む年も多数。ただ、ブエナビスタやジェンティルドンナ等名牝がズラリ。牡馬混合戦でいまひとつ結果が出ておらず、後方から追い込むレーススタイルだと届きません。よほど展開が合わないと厳しいですね。
◆ドゥラメンテ(4歳牡馬:キングカメハメハ産駒)・・・8戦5勝2着3回。ここまで連対パーフェクトという絶対王者。ただ阪神初の上に海外帰り、この暑い時期に長距離遠征も・・・。実績・実力は最上位ですし、前走の海外チャレンジも落鉄というアクシデント。類い稀な瞬発力の持ち主で中段に付けられれば短い直線でも頭まであり得ます。
◇トーホウジャッカル(5歳牡馬:スペシャルウィーク産駒)・・・3歳時、菊花賞をレコード勝ちした逸材。その後故障して長期離脱。菊花賞の2着(ゴールドアクター)・3着(サウンズオブアース)馬がその後のG1で活躍している様に万全なら実力上位でしょう。長期休み明けだった昨年の宝塚は0.3差の4着。前走の天皇賞は0.3差の5着と徐々に上向き気配。調教や当日の気配次第といったところでしょうか。体調が整うのであれば頭まである馬と思います。
◇ヒットザターゲット(8歳牡馬:キングカメハメハ産駒)・・・45戦9勝2着3回3着3回。無事是名馬という言葉が似合いますね。好績はGⅡまででG1となるといかにも敷居が高い感じ。8歳の上がり目無しで要りません。
◆フェイムゲーム(6歳牡馬:ハーツクライ産駒)・・・20戦5勝2着2回3着1回。長距離で好績があり、関東圏でのレースが多く、阪神は昨年の宝塚記念(6着)のみ。後方からのレーススタイルで速い足も無く要りません。
◇マジェスティハーツ(6歳牡馬:ハーツクライ産駒)・・・27戦3勝2着5回3着2回。中盤に付けて差すレーススタイルでG1だと敷居が高い印象。更にこのメンバーだと格下感一杯です。要りません。
◆マリアライト(5歳牝馬:ディープインパクト産駒)・・・16戦5勝2着2回3着5回。2000m~2500mで使われ掲示板を外したのは1回(6着)のみ。牡馬混合でも結果を出せており昨年の有馬記念では3着キタサンブラックと頭差の4着。鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇ヤマカツエース(4歳牡馬:キングカメハメハ産駒)・・・17戦5勝2着1回3着2回。前に付けて粘り込むレーススタイルで阪神は3戦して掲示板にも入れず。鞍上は乗れてる池添ですがこのメンバーに入ると厳しいですね。
◇ラストインパクト(6歳牡馬:ディープインパクト産駒)・・・27戦7勝2着3回3着5回。中段から差すレーススタイルですが速い脚は無く長く良い脚を使えるタイプ。いかにも東京向きなイメージでドバイ帰りという事もありますし阪神内回りでは厳しいと思います。
◇ラブリーデイ(6歳牡馬:キングカメハメハ産駒)・・・29戦9勝2着3回3着2回。昨年の勝ち馬で香港帰り。大きく負けてはいないものの、一時期の充実ぶりは無く体調面が気掛かり。調教・当日の気配次第ですが鞍上のファインプレ-で輝きを取り戻せるか?
◆ワンアンドオンリー(5歳牡馬:ハーツクライ産駒)・・・21戦4勝2着3回3着1回。差すレーススタイルで好績を残しており、一昨年のダービー馬。ただ、その後は掲示板にも載らないという凡走続き。近走は前に付けるレーススタイルにシフトするも戦績が伴わず・・・。要りません。