今年を締めくくるグランプリG1有馬記念、締めくくりたいと思います。まずは各馬の印象から。(◇関西馬、◆関東馬)
◆オセアグレイト(4歳牡馬:オルフェーヴル産駒)・・・16戦5勝2着2回3着2回。2400m前後で好績で前走はステイヤーズS(3600m)をオープン後初勝利。今回G1初挑戦、距離適性はありますが格下で要りません。
◆オーソリティ(3歳牡馬:オルフェーヴル産駒)・・・6戦4勝3着1回。中山は2000mを3戦して1勝3着1回でまずまず。先行出来て速い脚もあり、距離も問題無さそう。あとは古馬との力差がどうか、伸びしろはありそうで内目の枠を引いてロスなく回ってこれれば3着なら。
◆カレンブーケドール(4歳牝馬:ディープインパクト産駒)・・・12戦2勝2着6回3着2回。中山は3戦1勝2着1回3着1回。3着を外した2回は共に0.2差4着で決め手不足ながら相手なりに好走。JCの走りから牡馬混合も問題無く初の2500mがポイント。
◇キセキ(6歳牡馬:ルーラーシップ産駒)・・・26戦4勝2着6回3着5回。中山は3戦して全て着外、2戦は有馬記念で共に5着。大きく負けてないものの好績から遠ざかっていて前走は乗り替わった浜中が意表を突いた大逃げを打ったものの8着。ここでも逃げるでしょうね、内目の枠を引ければ3着なら。
◇クロノジェネシス(4歳牝馬:バゴ産駒)・・・12戦6勝2着2回3着3回。中山初。着外の1回は昨年のエリザベス女王杯で0.3差5着で古馬となった今年は全て牡馬混合戦を使い京都記念(G2)勝利→大阪杯(G1)2着→宝塚記念(G1)1着→天皇賞秋(G1)3着と安定した走り。初の2500mがポイントですが産駒的にはこなせそう。
◇サラキア(5歳牝馬:ディープインパクト産駒)・・・19戦4勝2着4回3着1回。中山初。中距離中心に使われ前走エリザベス女王杯(阪神2200m)で2着。初の2500mがポイントですが流れが速くなりそうな今回、展開が嵌れば3着なら。
◇バビット(3歳牡馬:ナカヤマフェスタ産駒)・・・7戦4勝2着2回。中山は2200mで勝利。ここまで逃げて好績でしたが前走の菊花賞では逃げられず惨敗。ハナにこだわらず折り合えるならもしやですが、同型馬(キセキ)とのハナ争いとなる様なら共倒れのイメージ。
◆フィエールマン(5歳牡馬:ディープインパクト産駒)・・・11戦5勝2着3回3着1回。中山は3戦1勝2着1回で残りは昨年の有馬記念で1.1差4着。昨年の惨敗は海外帰りの疲れだとすれば今年は天皇賞春を勝利して秋は天皇賞秋を2着と2戦のみ。有馬記念に標準を合わせており軸候補。
◆ブラストワンピース(5歳牡馬:ハービンジャー産駒)・・・15戦7勝。中山は2戦2勝(2500m、2200m)で相性〇。近走惨敗続きだけに期待薄ですが今年好調の若武者:横山武
に乗り替りで新味が出れば。
◇ペルシアンナイト(6歳牡馬:ハービンジャー産駒)・・・28戦4勝2着5回3着2回。勝利は1800mで連対は2000mまで。近走はマイルにシフトしており一気の距離延長は厳しいですね要りません。
◆ミッキースワロー(6歳牡馬:トーセンホマレボシ産駒)・・・22戦5勝2着3回3着3回。9戦3勝2着2回と中山巧者。相手なりに走りますがG1だと1枚足りない感じでファインプレー込みで3着なら。
◇モズペッロ(4歳牡馬:ディープブリランテ産駒)・・・14戦4勝2着3回3着1回。中~長距離で好績があり初G1の天皇賞春は0.9差7着、宝塚記念は1.8差ながら3着に入って穴を演出。格下だけに要りませんが距離融通が生かせる展開となれば掲示板くらいには
◇ユーキャンスマイル(キングカメハメハ産駒)・・・18戦6勝2着3回3着1回。中山初。菊花賞3着があり距離は問題無いですが後方からの競馬が多く速い脚が無い分、消耗戦の様な展開になるなら、中山の速いペースは合いそうですが・・・。
◇ラヴズオンリーユー(4歳牝馬:ディープインパクト産駒)・・・9戦4勝2着1回3着2回。中山初。良い頃に戻りつつありますが牡馬混合G1となると厳しい感じで距離も微妙に長いイメージ。
◇ラッキーライラック(5歳牝馬:オルフェーヴル産駒)・・・18戦7勝2着4回3着3回。中山は1800mを2戦して2着2回。勝利は2200mで2500mは初。牝馬ながら筋骨隆々の500kg超の馬体から距離延長は微妙。ラストランとなる今回目一杯の仕上げで有終の美を飾れるか?鞍上はルメールから福永にスイッチは割引。
◇ワールドプレミア(4歳牡馬:ディープインパクト産駒)・・・8戦3勝2着1回3着3回。中山は昨年の有馬記念で3着。菊花賞を制しており距離不安は無く秋3走目だった昨年より叩き2走目の今年の方が余力が見込め好走しそうなイメージ。中段からの差す競馬だけにロス無くうまく回ってこれるかがポイント。