絶対王者のダノンプレミアム回避で混沌としてきた皐月賞、まずは各馬の印象から(◇関西馬、◆関東馬)
◇アイトーン(キングズベスト産駒)・・・6戦3勝。中山初。1800~2000mを使われ、ここにきて逃げて2連勝。同型馬多数でマイペースの競馬が出来るかがポイント。
◇エポカドーロ(オルフェーヴル産駒)・・・4戦2勝2着1回3着1回。中山はスプリングSで2着。逃げ・先行して粘りこむタイプ。母父フォーティナイナーというダート血統で速い脚は無く産駒的にも微妙。内枠引いてマイペースの競馬が出来るかがポイント。
◆オウケンムーン(オウケンブルースリ産駒)・・・4戦3勝。新馬戦の4着以降3連勝。先行出来て、3度上がり最速の脚を使っており密かに期待の馬。
◇キタノコマンドール(ディープインパクト産駒)・・・2戦2勝。中山初。中山2000mで好績のディープ産駒。2戦共に阪神を使われ、共に上がり最速で勝利。鞍上もデムーロにスイッチされ、人気しそうですが血統や鞍上、底を見せていないのは魅力。
◇グレイル(ハーツクライ産駒)・・・3戦2勝。中山初。京都で上がり最速の脚で2連勝、前走は東京で1人気を背負い33.9の脚を使いながら位置取りの差で7着。外々を回らされただけにスムーズな競馬が出来るなら見直したい馬。真ん中から内目の枠なら。
◇ケイティクレバー(ハービンジャー産駒)・・・8戦2勝2着2回3着2回。中山初。7戦をS~Mで逃げて大敗したのはダノンプレミアムが早め先頭から押し切った朝日杯FSのみ。マイペースで逃げられて4角で先頭なら渋とそうですが、こちらも同型馬次第。
◇サンリヴァル(ルーラーシップ産駒)・・・4戦2勝。中山は弥生賞をSペースで逃げて4着。昨年暮れのホープフルSでも先行して4着と中山でまずまず。中山2000mで好績のルーラーシップ産駒。内枠引いて前に付けられるなら面白い存在。
◆ジェネラーレウーノ(スクリーンヒーロー産駒)・・・4戦3勝3着1回。新馬戦こそ3着ながら、そこから3連勝。ここ2戦は共に中山2000mを使われ逃げ・先行でそのまま押し切って勝利。底を見せていないのと中山実績は○ながら上位馬とは未対戦。同型馬が多いだけに同様な競馬が出来るかがポイント。
◇ジャンダルム(キトゥンズジョイ産駒)・・・4戦2勝2着1回3着1回。中山は2戦してG1(ホープフル)で2着、弥生賞で3着。33秒後半~34秒台の脚もあり母は短距離で活躍したビリーヴと良血。鞍上武豊はグレイルとお手馬選びでこちらを選択。不利なくうまく回ってこれれば2~3着には期待出来そう。
◇ジュンヴァルロ(ニューアプローチ産駒)・・・4戦2勝。新馬戦から連勝しましたがオープンになってからは1秒以上差の大敗続き。鞍上も弱化、要りません。
◆ステルヴィオ(ロードカナロア産駒)・・・5戦3勝2着2回。1600mを4戦使われ2勝2着2回と共にダノンプレミアムに敗れ、1800mに延ばした前走でハナ差勝利。新種牡馬なので距離適性がわかりませんがロードカナロア自体は1600m前後で好績。母父ファルブラヴの産駒は短距離~長距離まで幅広い活躍があるものの短距離で好走するイメージ。馬体から2000mは問題無いと思えますが、中山2000mは合わないイメージ。直線の長い広いコース向きの印象。先週勝ち馬のアーモンドアイ同様、産駒の距離融通を見極める一戦となりそうです。
◇スリーヘリオス(ヘニーヒューズ産駒)・・・8戦1勝2着1回3着1回。中山初。短距離のダート血統で戦績も短距離ダート中心。全く要りません。
◇タイムフライヤー(ハーツクライ産駒)・・・6戦3勝2着2回。2歳王者。着外は前走の後方から大外回した若葉賞(阪神2000m)のみ。ほとんどのレースで上がり最速を出しており、新馬戦(新潟1800m)では32秒台の鬼脚。東京・京都の広いコース向きでしょうがうまく回ってこれるなら上位進出ありそう。ルメールはステルヴィオを選択しました・・・。
◇ダブルシャープ(ベーカドバド産駒)・・・9戦2勝2着2回3着2回(中央では3戦2着1回)。前走は最内からうまく抜けて2着となりましたが速い脚は無く厳しい感じ。
◆マイネルファンロン(ステイゴールド産駒)・・・5戦1勝2着2回3着2回。中山は1800~2000mを3戦して2着1回3着2回。前に付けて粘りこむタイプ。うまく嵌って3着なら。
◇ワグネリアン(ディープインパクト産駒)・・・4戦3勝2着1回。中山は全勝対決した前走でダノンプレミアムに負けて2着。上がり最速で追い込んできており中山でも問題無い事を証明。押し出された1人気となりそうですが好位に付けられ、速い脚もあるので極端な外枠を引かなければ好走必至のイメージ。