各馬の印象から(◇関西馬◆関東馬)
◇アドマイヤダイオウ(ディープインパクト産駒)・・・4戦3勝3着1回。新馬戦はリオンディーズに0.7秒差の完敗。その後3連勝。外国人騎手が主戦騎手でしたが福永にスイッチ。福永も好調ですが関東圏では割引。ディープらしい速い脚もいまのところ見せてなく前に付けて粘り込む形。内枠引けて積極的な競馬が出来るなら鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◆アドマイヤモラール(キンシャサノキセキ産駒)・・・7戦1勝2着2回3着1回。先行して粘り込む脚質で同距離の京成杯では4着と善戦しましたが面子が揃った前走スプリングSでは11着と大敗。距離適正も微妙ですし、広く平坦コース向きと思います。要りません。
◇エアスピネル(キングカメハメハ産駒)・・・朝日杯は武豊のG1完全制覇の夢を背負って1人気となりましたがリオンディーズの強襲に0.1差の2着。弥生賞では先行策で挑みましたがマカヒキにキレ負け。んー、追い込みに賭けてもキレ負けしますし、前に行っても差されてしまうとなると更にもう一列前で進め、早め先頭から押し切る形でしょうか。実力・実績共に上位ですが軸には推せません。
◇サイモンゼーレ(キンシャサノキセキ産駒)・・・7戦1勝2着2回。1600mまでしか経験が無く、実績的にも要りません。
◇サトノダイヤモンド(ディープインパクト産駒)・・・3戦3勝。関東初となり長距離輸送が気になるところではありますが、そんな些細な事を吹き飛ばす様な大差のレースで3連勝。鞍上のルメールは同じ3連勝のマカヒキでは無くこちらを選択。33秒台前半の脚を使えるかは未知ですが好位でレースが出来、鞍上のゴーサインで一気にトップスピードに乗れる感じで好走必至な印象。
◇ジョルジュサンク(ヴィクトワールピサ産駒)・・・8戦2勝2着2回3着1回。中山初。距離適正はありますし、坂も問題なさそう。ただ力的には足りません。要りません。
◆ディーマジェスティ(ディープインパクト産駒)・・・4戦2勝2着2回。中山は未勝利戦で経験(2着)。連対率100%と底を見せていませんが重賞も前走(6人気で1着)のみ。一線級と未対戦だけに上位に食い込めるかは未知数。鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇ドレッドノータス(ハービンジャー産駒)・・・3戦2勝。2連勝で挑んだ前走スプリングSでは3人気ながら0.8差の7着。小粒なメンバー構成だっただけに力差がありそうなイメージ。武豊からの乗り代わりもありますし厳しいでしょうね。
◇ナムラシングン(ヴィクトワールピサ産駒)・・・6戦2勝2着2回3着1回。複勝圏を外したのは大外回して最後方から追い込んだ京成杯のみ。それでも0.5差だけに適正有り。関東騎手に乗り代わりも◎。上位馬に比べると格下ですが、真ん中あたりの偶数枠引けてスムーズな競馬が出来る様なら勢いのある血統背景も考慮して3着なら・・・。
◇プロシェット(ハービンジャー産駒)・・・4戦2勝2着1回。連対圏を外したのは0.3差の萩S(5着)のみ。中山は前走京成杯(2000m)で先行し粘り込んで勝利。スローの展開、鞍上のファインプレーを見込むと淡々としたペースとなりそうな今回、乗り変わりも不安材料。但し、母系は良血です。
◆マウントロブソン(ディープインパクト産駒)・・・5戦3勝2着2回。中山は2戦2勝と相性◎。鞍上はオーストラリアで飛躍中の若手ジョッキー(日本に馴染みのF.ベリーは別人)。上位馬との対戦は初となりますが戦績通り相手なりに走る印象。
◇マカヒキ(ディープインパクト産駒)・・・3戦3勝。中山は前走の弥生賞で経験。リオンディーズをクビ差ながら競り落としたのは価値があります。が、主戦騎手ルメールはサトノダイヤモンドを選択、代わって鞍上は川田・・・。関東圏ではパッとしません。うまく道中で脚を溜められるかがポイント。中段辺りにつけて外に出して抜けてくるイメージ。鞍上のミスが無ければ好走必至な一頭と思います。
◆ミライヘノツバサ(ドリームジャーニー産駒)・・・5戦2勝2着1回3着1回。複勝圏を外したのは東京のみ。それ以外は中山で複勝率100%とコース相性◎。先行して粘り込む脚質で同型馬との兼ね合いがあり、格下感一杯ですが、乗り代わりで良い方向(積極的な競馬)に向きそうな1頭。穴で期待。
◇リオンディーズ(キングカメハメハ産駒)・・・3戦2勝2着1回。1勝馬ながらG1挑戦し大外最後方から直線一気で勝利。展開が嵌った感はありますが、前走は先行策も経験し、レースの幅が広がりました。引き続きデムーロ鞍上で好走必至のイメージ。超良血(キンカメ×シーザリオ)です。
◆リスペクトアース(マンハッタンカフェ産駒)・・・4戦1勝2着1回。中山初。スローで逃げる形が多く、逃げられなかった前走が惨敗しているだけにハナを主張して来そう。ペースメーカーですね。要りません。
◇ロードクエスト(マツリダゴッホ産駒)・・・4戦2勝2着1回3着1回。中山は2戦して2着と3着。共に差の無い競馬で、鋭い差し脚が魅力。2000mもこなしていますが、血統的にはマイルあたりがベストな印象。コースロスなく回ってこれ、末脚勝負となる展開なら。