各馬の印象(◇関西馬、◆関東馬)
◇アルバートドッグ(ディープインパクト産駒)・・・9戦3勝2着2回3着1回。京都は4戦2勝2着1回3着1回と京都巧者。距離適正もありそうだけに相手関係だけ。
◇キタサンブラック(ブラックタイド産駒)・・・6戦4勝3着1回。着外はダービーの14着のみ。関西馬ながら関東遠征ばかりで京都初。先行して粘り込む戦法は京都コースで合いそうですが母父にサクラバクシンオー(短距離)を持つ血統で、ダービーの止まり方を見ると決して長距離タイプでは無い感じ。うまく折り合ってマイペースで行けるなら上位入線も・・・。
◇サトノラーゼン(ディープインパクト産駒)・・・11戦3勝2着4回3着3回。着外は前走の0.3差7着のみ。ダービー2着の実績もありますし京都は2戦2勝(2000m&2200m)と人気背負いそうな1頭。相手なりに走るイメージで距離の壁はそれほど心配しなくても良さそう。
◆ジュンツバサ(ステイゴールド産駒)・・・4戦2勝3着1回。2連勝で重賞初挑戦となった前走はキタサンブラックに0.1差の3着と好走。京都初ですが距離融通の効くステイゴールド産駒。格下感はありますが、鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇スティーグリッツ(ハービンジャー産駒)・・・6戦3勝2着1回。安定した戦績で2500mでの勝利もあり、距離適正はありそう。ただ使い詰めで上がり目は見込めず、格下感もあって鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◇スピリッツミノル(ディープスカイ)・・・14戦3勝2着1回。既に14戦とキャリアはNO.1。逃げ馬だけに展開次第のところがあり、近走は今ひとつですが、京都2400mで勝利もあり同型馬次第といったところ。鞍上は昨年の優勝ジョッキー。
◇タガノエスプレッソ(ブラックタイド産駒)・・・9戦2勝2着1回3着2回。京都で2勝(1800mと1600m)。1800mまでしか勝利は無く、2000m以上だと行き詰まった感じ。
◇タンタアレグリア(ゼンノロブロイ産駒)・・・9戦2勝2着4回。東京巧者でダービーでは大いに期待しましたが流れに乗れず惨敗。復帰戦は6着ながら0.2差と大きく負けて織らず相手なりに走るイメージ。鞍上のファインプレー込みで3着なら。
◆ブライトエンブレム(ネオユニヴァース産駒)・・・6戦2勝2着1回。ジリジリと伸びる脚で持久力・勝負根性に優れたタイプ。後ろすぎる位置取りの為、期待されながら成績が伴っていません。京都初となりますが、まくる競馬が出来るので3角からの下り坂を利用したロングスパートで持久力・勝負根性比べに持って行ければ好走しそう。
◇ベルーフ(ハービンジャー産駒)・・・8戦3勝2着2回。京都2000mで勝利があり、距離融通は効きそうな馬体。鞍上のファインプレーに期待な感じです。
◇マサハヤドリーム(メイショウサムソン産駒)・・・8戦3勝。ジリっぽい血統で、戦績も今ひとつ。さすがに厳しい感じですね。
◆マッサビエル(ハービンジャー産駒)・・・5戦3勝3着1回。京都初。2000m~2400mを使い3勝2着1回と好績を収め、2人気を背負って挑んだ神戸新聞杯は大外枠が響いてか後方からの競馬となり、見せ場無く惨敗。栗東入厩しており、陣営の気合い十分。輸送も無くなり、良い枠引けたら一変するかもしれません。
◇ミコラソン(ダイワメジャー産駒)・・・12戦1勝2着1回3着1回。ダートから芝に転向し、2000m~2600mを使われイマイチの戦績。血統的にマイル以下で活躍しそうで要りません。
◆ミュゼエイリアン(スクリーンヒーロー産駒)・・・9戦2勝2着1回3着1回。1800~2200mで使われ京都初。早いころから活躍し、皐月賞・ダービーは力負け。前哨戦では逃げて粘り込んで2着に入りましたが明らかに展開に恵まれた感じ。大きな期待は出来ません。
◇リアファル(ゼンノロブロイ産駒)・・・8戦4勝2着2回3着1回。着外は前に行けなかったダート戦のみ。ダートから路線変更して芝は2戦2勝。前走はスローで逃げて終いは34.1でまとめリアルスティールの追撃を完封。一気に有力馬の仲間入り。決して逃げだけでは無いタイプと思いますが、芝経験が少なく、逃げられなかったときやペースが速くなったときの逃げ馬のもろさは先週のレッツゴードンキの様に・・・。軸としては買いづらいですね。
◇リアルスティール(ディープインパクト産駒)・・・6戦2勝2着3回。着外はダービーの4着のみで皐月賞は2着と実績上位。夏明け緒戦の前走はスローで逃げたリアファルを捕らえきれずに2着。前が残りやすい馬場の良い頃でスローの競馬、前哨戦と割り切れば順調という事でしょうか。皐月賞・ダービーと軸馬にしてきましたし、ドゥラメント不在なら最後の1冠を取らせてあげたいですが・・・勝ちきれないイメージ。
◇レッドソロモン(メイショウサムソン産駒)・・・10戦2勝3着2回。未勝利を勝ち上がるまでに7戦要しており、血統的にも遅咲きの印象。まだ成長途上ですね、古馬になってからの活躍を期待。
◇ワンダーアツレッタ(エンパイアメーカー産駒)・・・11戦3勝2着3回3着2回。未勝利勝ちまでに4戦を要し、その後は安定した成績。2000~2200mを中心に使われ先行して粘り込む戦法。上位馬とは力負けの印象はありますが外国人騎手となって連勝と才能開花した印象。長距離適正ありそうで、鞍上のファインプレー期待。
バリバリの長距離血統はおらず、マンハッタンカフェやハーツクライといった長距離に好績を残す産駒もゼロ。18頭のうち、非サンデー系は1頭(ワンダーアツレッタ)のみ。低人気でしょうけど、長距離が合いそうな血統で鞍上にデムーロ。何かが起こりそうな・・・。