今週も秋晴れの中、京都コースでG1菊花賞が行われました。
スティーグリッツが立ち上がった際にゲートが開き大きく出遅れ。ハナは外枠に入ったスピリッツミノルとリアファルがスタート後に争い、先手を取ったスピリッツミノルを行かせてリアファルが2番手追走、各馬1週目スタンド前で掛からない様に進む中、期待のベルーフは掛かり気味。勝ったキタサンブラックは先行の内目にポジションを取って折り合いに専念。好騎乗でした。1000m通過は1分ちょうどくらいで菊花賞には珍しく前半ミドルペース。こうなると前に行った馬は力が無いと脱落、中段・好位からの差し馬か中段後ろからのロングスパートが決まる感じ。リアルスティールは五分にスタートし、道中も掛かる事無く中段のポジション。惜しくも2着でしたが実力を出し切ったレースでした。しいて言えば鞍上の福永はリアファルをマークし、それを交わせば勝てると踏んでのレースだったと思います。狙いを定め、リアファルを交わし、後続を押さえ込んで勝ったと思った事でしょう。しかし、4角手前で一旦下げて、4角で各馬が膨らんだところを内にコースを取り、馬1頭分の隙間をグイグイ抜き出てきました。決して3000mが得意な馬では無いでしょうが、道中リラックスして走れた事、そしてコース取りと鞍上のファインプレーに尽きます。隣の3番枠のタンタアレグリアに期待しました。折り合いは付いていましたが終始外を廻り、最後も抜けてきそうな感じはありましたが最後は同じ脚色になってしまいました。コース取りの差でしょうね。内と言わずとも大外を回さなければ3着はあったでしょうね。まぁ結果論ですが、そこを成し遂げられないところがいつも惜しい競馬しか出来ないんでしょうか。前で粘ったリアファル、最後はリアルスティールにも交わされましたが、キタサンブラックが居なければもう少し粘れて交わされなかったかもしれません。やはり2頭共に強いと思います。馬券は2・3・4着と残念な結果。
△50,000円 計 △417,870円